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岩井 成昭Shigeaki Iwai
アーティスト、
秋田公立美術大学大学院 複合芸術研究科 教授
1990年代から都市の多文化環境をテーマに複合的なメディアによる視覚表現を国際展やAIRで展開してきた。2010年からはプロジェクトベースの「イミグレーションミュージアム・東京」を始動させたほか、近年は人口減少や移民受入れによる社会的変動への応答を試みている。秋田では「辺境芸術」を標榜し、アートプロジェクトを実践している。
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岸 健太 Kenta Kishi
建築家、アーバンスタディーズ、
秋田公立美術大学大学院 複合芸術研究科 教授
東京藝術大学美術学部建築科卒業、Cranbrook Academy of Art 建築学科(アメリカ、ミシガン州)修了。ポスト20世紀の人間居住(Human Habitat)の可能性と課題を探ることを目的として、東南アジア都市および国内地方都市の居住文化の構造とその変容を探る社会実践型の研究・表現活動に取り組む。インドネシア・スラバヤ市を本拠地とするアーバンスタディーズ組織「OHS -Operations for Habitat Studies-」 を現地メンバーと共同主催。2017年より現職。
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石山 友美Tomomi Ishiyama
映画監督、
秋田公立美術大学 景観デザイン専攻 准教授
1979年生まれ。日本女子大学家政学部住居学科卒業。磯崎新アトリエ勤務を経て、フルブライト奨学生として渡米。カリフォルニア大学バークレイ校大学院、ニューヨーク市立大学大学院で建築、芸術論、社会理論を学ぶ。ニューヨーク市立大学大学院都市デザイン学研究科修士課程修了。在米中に映画制作に興味を持つ。監督作に『少女と夏の終わり』『だれも知らない建築のはなし』 。
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向井 大策Daisaku Mukai
沖縄県立芸術大学 音楽学部 准教授
1977年生まれ。専門は音楽学、近現代音楽史、音楽美学。ベンジャミン・ブリテンを始めとする20世紀の欧米の作曲家の音楽作品や劇作品を文化史的な観点から研究するほか、沖縄移住後は、地域における音楽や芸能の持続可能性に着目しながら研究・プロジェクトの企画・運営を行っている。文化庁大学における文化芸術推進事業「今を生きる人々と育む地域芸能の未来―「保存」から「持続可能性」事業統括・プログラムディレクター。曲目解説など、寄稿多数。
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呉屋 淳子Junko Goya
沖縄県立芸術大学 音楽学部 准教授
78年生まれ。専門は文化人類学。民俗芸能を創造する「場」としての学校に着目し、朝鮮半島、南西諸島、そして東北地方において調査研究に従事している。近年は、地域のなかで育まれてきた芸能の持続可能な継承のあり方を、地域の人びとや行政、学校の関係者と共に考え、語り合い、学び合うためのプロジェクト「今を生きる人々と育む地域芸能の未来―「保存」から「持続可能性」への転換を志向する場の形成と人材育成」(大学における文化芸術推進事業)の企画・運営を行っている。
著書に『「学校芸能」の民族誌-創造される八重山芸能』森話社(2017)、三島わかな・久万田晋編『沖縄芸能のダイナミズム―創造・表象・越境』七月社(2020)などがある。
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阪田 清子Kiyoko Sakata
美術家、沖縄県立芸術大学 美術工芸学部 絵画専攻 准教授
1972年新潟県生まれ、沖縄県在住。「不確かな立ち位置の集合体」をテーマに、家具や日用品・自然物などを素材として用い、日常を問いただすインスタレーション作品を発表。近年の主な展覧会に、「ゆきかよう舟」アンテルーム那覇(2020/沖縄)、「Present Passing: South by Southeast」Osage Gallery(2019/香港)、「水と土の芸術祭」(2018/新潟)、「平昌ビエンナーレ」(2017、韓国)など。