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ジュリア・カセム Julia Cassim
デザイナー、キュレーター、
京都工芸繊維大学 特命教授
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)のフェロー、インクルーシブデザインの世界的権威。1984年から99年まで、ジャパンタイムス紙のアートコラムニストを務める。2000年から14年まで、RCAのヘレン・ハムリン研究センターに所属。プロのデザイナーと障がい者・高齢者がプロセスを共有し、包括的なデザインの革新と水準向上を目指す先駆的プロジェクトを実施。2014年5月より、京都工芸繊維大学に着任、KYOTO Design Labの立上げに携わる。2020年から21年のプロジェクト「Alternative Futures 伝統への現代デザインの応答—丹後ちりめん300周年に向けて」では、3つの参加作品がレッドドット賞を含む国際的な賞を受賞。2010年にデザイン界に最も影響を与えた人物としてDesign Week誌のHot50に選出。
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岩井 成昭 Shigeaki Iwai
美術家、
秋田公立美術大学大学院 複合芸術研究科 教授
1990年代から都市の多文化環境をテーマに複合的なメディアによる視覚表現を国際展やAIRで展開。2010年からはプロジェクトベースの「イミグレーションミュージアム・東京」を始動させたほか、近年は人口減少や移民受け入れによる社会的変動への応答を試みている。秋田では「創造的辺境」を標榜し、アートプロジェクトを実践している。
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岸 健太Kenta Kishi
建築家、
秋田公立美術大学大学院 複合芸術研究科 教授
東京藝術大学美術学部建築科卒業、Cranbrook Academy of Art 建築学科(アメリカ、ミシガン州)修了。ポスト20世紀の人間居住(Human Habitat)の可能性と課題を探ることを目的として、東南アジア都市および国内地方都市の居住文化の構造とその変容を探る社会実践型の研究・表現活動に取り組む。インドネシア・スラバヤ市を本拠地とするアーバンスタディーズ組織「OHS -Operations for Habitat Studies-」を現地メンバーと共同主催。2017年より現職。
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長沢 桂一Keiichi Nagasawa
テキスタイルアーティスト、
秋田公立美術大学 美術学部 教授
多摩美術大学大学院修了、フィンランド留学などを経ながら現職へ。繊維素材を中心に作品の制作と研究を行なっている。作品は、平面作品、立体作品、インスタレーション作品など多岐にわたる。繊維素材は、日々多くの新しい素材が開発され、また古くからある繊維であっても風合いや機能など進化している。繊維素材の研究を通して作品の制作とその可能性について追求している。